[提 言]

副作用を抑制してガン治療を受けましょう!
―副作用を抑制するビタミン配糖体―

(財)体質研究会主任研究員
(財)ルイ・パストウル医学研究センター客員研究員
鍵谷 勤
E−メール:t-kagiya@ra2.so-net.ne.jp


 私はガン治療の副作用抑制の研究者です。毎年、60万人の人がガンに罹り、30万人が亡くなっています。翌年も治療する人を考えると、約100万人の患者さんが放射線治療や抗ガン剤治療を受けていることになります。ガンの治療においては、高々10グラムの悪性腫瘍を治療するために60キログラムの健康な体を傷つけています。このため、吐き気、不眠、下痢、便秘などの副作用に苦しめれ、治療を止めてしまう患者さんもおられます。局所のガンを治療する放射線治療では放射線が通る道の健康な組織が傷つけます。また、抗ガン剤は全身に行き渡るので、全身の健康な組織を傷つけます。

 私は1980年に中曽根内閣が始めた「対ガン10カ年戦略」に参加し、「放射線増感剤の分子設計学的研究」を分担し、10年間研究してサナゾールという比較的安価な増感剤(治療効果増強剤)を開発しました。サナゾールは京都都大学の特許になっています。

 12年ほど前から、患者さんが副作用に苦しんでいるのを聞いて、副作用抑制剤の研究に進みました。この分野の研究は行われていませんでした。医師は、「吐けば吐き止め」といった対症療法を行なっていますが、私は根本的な研究を行いました。ガン治療の副作用、つまり健康な体の障害はガン治療において発生するフリーラジカルによる障害であると考えました。このフリーラジカルをなく(消去)すれば副作用は予防できると考えたのです。

 独立法人の放射線医学総合研究所の研究員と共同でマウスの実験を行い、ビタミンCやEなどにブドウ糖を結合させた物質(配糖体)や亜鉛やセレンなどの抗酸化性ミネラル酵母に注目しました。ビタミンCの配糖体(VCG)は化粧品に配合されているもので、厚生労働省から食品として認められている安全な健康食品です。ミネラル酵母も健康食品として販売されているものです。

 マウスの実験で、これらの健康食品には放射線防護作用があることがわかり、テレビや新聞で公表されました。このことを知った方々からメールで問い合わせがあり、乳ガンや卵巣ガンなどの婦人のガンの患者さんに提供して服用後の体調(QOL:生活の質)をお知らせいただいています。

 腰部腫瘍の放射線治療で一時間に8回も激しい下痢に苦しんでいた女性が治療の2時間前に10グラムのVCGを服用して下痢が収まったとお礼に来られました。その後の治療でもVCGを服用すれば下痢は起こらなかったそうです。脳腫瘍の放射線治療や卵巣ガン、乳ガンの抗ガン剤治療でも治療の2時間前にVCGを服用して口内炎、吐き気、不眠、下痢などの副作用が抑制されています。これらの結果は学会で報告されています。

 ご質問をお待ちしています。どうぞご遠慮なくご連絡ください。

 

(2008年6月)