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最近、昼には西洋療法の病院に通い、夜には東洋理学療法の接骨院や鍼灸院で治療を受ける人が増えています。接骨院や鍼灸院の快い刺激治療によって痛が速く軽くなるからです。患者は即効的な東洋理学療法を信頼し、西洋医学療法と東洋理学療法の両方の治療を受けるようになったのです。
明治時代には、それまでのマッサージや鍼灸療法のほかに電気療法が導入され、マイクロ波や超音波などの電磁波治療も行われるようになりました。患者さんは東洋理学療法によって痛みが消えて喜びますが、治療の生理作用がはっきり説明されていないことが多いことが気になっていました。
本書では、東洋理学療法は、どのような働きで痛みを治すことができるかを分かりやすく解説しました。生理編の1章では、全身の骨格と関節、筋肉や血液などの体液の流れ、中枢や末梢の神経などの体の仕組みを述べました。2章では、外力や老化による痛み、痛みが伝わる経路、頭、首、肩、腰、膝、肘、手足、筋肉、神経の痛みなどのさまざまな痛みの生理について述べました。治療編の3章では、マッサージやコルセット療法、牽引療法などの手技療法の治療生理および頭や首のほか腰や手足の治療の実際、4章では、鍼灸療法の経穴や経絡、良導絡、鍼灸刺激の生理作用、鍼療法の鎮痛(鍼麻酔)と主要な86経穴の鍼治療の実際、灸の免疫増進作用と肩や腰の痛みの灸治療の実際、5章では、電流刺激療法と通電療法の治療生理、低電圧電位(電子)療法と高電圧電位(電界)療法とそれらの実際について述べました。6章では、低周波や高周波療法、光線療法の生理と治療作用を解説しました。
本書は、東洋理学療法医の指導書ですが、患者さんの立場に立って分かりやすく解説しました。みなさんのお役に立てていただければ幸いです。
京都市左京区吉田神楽岡町172藤村鍼灸接骨院内
東西統合療法研究会(TEL&FAX:075−761−0303)
石田彰作・藤村高弘・鍵谷 勤共著
「よくわかる東洋理学療法のはたらき」
定価:1365円(税込み)
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